「日本教師会」冬季研修会(3)
2005/12/25 20:21
基調講演をして下さったのは守口市立第四中学校校長・加藤章三さん。米国ニューヨークの「補習授業校」校長のご経験をもとに「教育の基本について −アメリカでの体験を通じて−」とのタイトルでご講演下さいました。
みなさんは「補習授業校」をご存じですか?。「フィラデルフィア日本語補習授業校」のホームページがわかりやすく解説しています。在外教育施設には大きく分けて「全日制の日本人学校」と「補習授業校」があります。「日本人学校」は月曜日から金曜日、日本の学習指導要領に則して日本語で日本の教科書を使って授業を行います。児童生徒は企業派遣等の駐在の子弟がほとんどです。教員も大多数が政府派遣教員で現地採用教員が若干名加わっています。換言すれば、日本の公立学校をそのまま在外に移転したということになります。
「補習授業校」とは月曜日から金曜日までは現地校やインターナショナルスクールに通い土曜日もしくは日曜日だけ授業を行う学校です。ですから、自分の校舎は持たず週末だけ近隣のパブリック校やプライベート校を借りてにわか日本学校を一日だけ作るわけです。授業は、週一回の授業ですから、国語と算数が中心となります。児童生徒も駐在員、長期滞在者子弟だけでなく国際結婚の子弟や現地の子どもも籍を置きます。また、日本人学校とは違い幼稚部・高等部・国際部(バイリンガル)を設置している学校が多くあります。教員は全員が現地採用教員です。義務教育籍の児童生徒数が100名を越えると管理職の政府派遣があります。
加藤校長先生は現在、大阪府数学教育研究会会長でもいらっしゃいます。今回の冬季研修会のテーマも「教育の根本と学力問題」というテーマだったんですが、「米国の教育には『立派な社会人をつくる』という意志が感じられる」というお話には特に感銘を受けました。
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