ハンカチを握り締めて思う

2006/06/22 18:32


 先日、事務所にいたら、女性の声で「ちょっとお尋ねしたいんですが・・」とお電話をいただきました。
  女性「6月9日のことなんですが・・」。
  吉田「はい、6月9日?!・・」。
 一瞬のことだったけど、相づちを打ちながらも頭の中のスケジュール帳を必死でめくりました(笑)。職業がら、防御の姿勢に入りました(笑)。
  女性「高槻病院の近くで・・」。
  吉田「ああ、はいはい、私が本人です。ああ、わざわざ、すんません」(←というようなことを言ったと思う)。
 6月9日付やすとログ「今年2回目の救急車通報」中、救急車で運ばれた青年のお母さまからのお電話でした。けがのほうは前日に抜糸が無事終わり「(目を直接傷つけず)目の上で良かった」と「不幸中の幸い」のご様子。「あの人はどうしたかなぁ〜」と心配していましたが、ひとまず、「良かった良かった」。
 吉田康人としては、たまたま通り掛っただけのことで通報の件もハンカチの件もごくごく当たり前の、いや、むしろ、こちらが学ばせていただいた出来事だったのに、お礼のお言葉を随分いただきました。恐縮です。
 翌日には事務所へわざわざお越し下さりハンカチ(写真)と菓子折りを頂戴しました。その際、吉田康人は不在で妻がご対応申し上げたのですが、涙ぐんでおられたとのこと。(6月9日にも触れたとおり)息子さんから「けがをした」と携帯電話が鳴り、細かいことは申し上げられませんがご事情があって、物凄く心配なさったようです。
 お母さまとしては、誰が通報してくれたのか知りたくて市役所や消防本部へお問い合わせになられたそうです。しかし、「個人情報」の観点から「教えてくれなかった」と。ま、これも時代の流れですね。流血で赤く曇ったコンタクトレンズを通じてぼんやり見えた「やすと1号」をけがをしたご本人が覚えておられ、今回のお電話となりました。
 繰り返して申し上げますが、吉田康人にとっては感謝されるような出来事では決してありませんでした。でも、「出会う人出会う人それぞれに、幸せがあり、悩みがあり、そして、それぞれの人生があるんだ」と、そのお母さまの「ご事情」を妻から聞いて、実感しました。この「実感」を大切にしながら、おひとりおひとりのそれぞれの人生の上に成り立っている政治・行政を司っていきたいと改めて思いました。
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