記者会見要旨(2) 「現状と課題」
2006/11/07 21:09
11月2日付「やすとログ」に引き続いて、高槻市長選挙出馬表明記者会見の要旨をご紹介します。今回は「高槻市の現状と課題」です。長い文章ですが、これでもほかに述べたかったことを切り捨てて切り捨ててまとめた内容なので(T_T)、一気にいきます。
(以下、会見要旨。11月2日付「やすとログ」からの続き)
【5】高槻市の現状と課題
(1)高槻市には今、@北摂で最も深刻な人口減少、高齢化、A子育て・教育に関する制度、内容、施設・設備に対する住民の不満、B交通事故(人身、子供、高齢者)の多さ、C犯罪の増加、D中心市街地乱開発の兆し、E市政シンボルの欠如、F市役所職員のモチベーションの低下、G住民との意思疎通の不充分さ、H施策、税、公共料金に対する市民の不満、I市役所サービスに対する市民の不満、J文化振興策の欠如――など各種課題が山積しています。本日はこのうち4点に絞ってご説明致します。
(2)1点目は人口問題です。北摂地域では豊中市に次いで高槻市が2番目に人口が激減すると予測されています。複合的な背景の中で「子供を持つ家庭の転出が多い」ということが最大の理由と考えています。例えば、高槻市内で今年18歳になる子供達(昭和63年生まれ)の世代は小学校へ上がるまでに11%ほど減りました。中学校へ上がるまでには16%も減っています。高槻市の人口減少はこのように学齢期前の子供達、そして、その親の極端な人口流出を当然伴っていますので高齢者のみなさんの老後を支える現役世代、若者のパワーがどんどん弱くなっているという意味で致命的です。
(3)私は、市町村の人口というのは、少子高齢化対策だけでなく、まちづくり全体の成功・失敗、都市間競争の勝敗を示す最も重要な指標と位置付けています。高槻市にいま住んでいる市民にとってはもちろんですが、高槻市に住んでいない人々にとっても魅力あるまちづくり、高槻へ引っ越したいと思えるまちづくりをして高槻市の人口を現状維持、もしくは、微増させることが必要です。
(4)2点目は犯罪の増加です。平成17年度、大阪府内の市で犯罪が1番に増えたのは守口市で約11%の増加、2番目は約10%の泉南市、そして、高槻市は3番目で7%以上の増加率です。
(5)犯罪が増えると今の市民が「住みづらい」だけではありません。そういう評判が広まってしまうと、子供を持つ家庭は減り人々が引っ越してくる可能性も低くなってしまい人口がさらに減ります。社会不安や人口減少だけでなく企業活動や起業にも大きな支障となる犯罪増加を何とかここで食い止めなければなりません。
(6)3点目は、交通事故が多いことです。高槻市は近隣の茨木市、吹田市に比べて、交通事故件数は少ないのですが人身事故が多いという実態があります。茨木市、吹田市と比べて、歩行者の事故、自転車の事故、15歳以下の子供の事故が多くなっています。そして、65歳以上の高齢者の事故が両市に比べて断トツに多いのが現状です。高槻市民のマナーやモラルの課題もあるとは思いますが、道路、歩道、そして、一方通行、袋小路、あるいは、交通体系など道路事情を改善しなければなりません。
(7)「高槻市政政権マニフェスト70」(【添付資料】参照)策定にあたり最も重要視した4点目は、高槻市役所職員の活力、やる気です。高槻市議会議員としての経験などから、高槻市役所には優秀・有能な職員がたくさんいると私は考えています。しかし、その能力ややる気を充分発揮できていないというのが現状です。現在、助役を初め各部課長など管理職が、部下からの声を吸い上げることを怠り市長や上司の顔色ばかり見て仕事をしているという悪弊がその背景にあります。翻って、高槻市民全体を見渡した時にも、潜在的な能力、やる気がまだまだ眠っていると感じます。
(8)私はこれまで、私と関わって下さったかたがたが諸活動を通じてご自身でも気が付かなかった「自分自身」を発見していただくことを最大の喜びとして生きてきました。人々の潜在能力を引き出すことを自らのライフワークと位置付け「コーチング」という具体的手法も学びました。私は、高槻市長としても、元三重県知事の北川正恭さんがそうであったように、市役所職員の自分でも気が付かない行政にかける夢、希望、能力を私が引き出した時、高槻市役所は最も良い仕事ができるという確信を持って、市政トップの任に当たります。
(9)それに成功すればこんどは、市役所職員がまちへ飛び出していって市民の夢、希望、能力を引き出すように支援、環境整備ができると確信しています。後述するマニフェストで「住民参加」に力点を私が置いているのは、「行政と市民との協働」を超えて、「自ら気付き、自らやる気になった時、人々は力を最も発揮する」という私の基本的な人間観によるものです。
(以上、会見要旨。次回へ続く)
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