今朝の「私の履歴書・長嶋茂雄」
2007/07/25 22:36
本日付日本経済新聞朝刊の「私の履歴書」は良かった。読売巨人軍終身名誉監督・長嶋茂雄さんの「私の履歴書」は今日が第25話。タイトルは「辞任会見 志半ばで『男のけじめ』 王さんの引退の花道飾れず」でした。一部を抜粋してみます。長嶋さんの気持ちが痛いほどよくわかります。
<<・・3年連続で優勝を逃したその責任をとって「辞任」した。・・若手が自信をつけて来シーズンこそ日本一になれると思っていた。それがこのざまだ。夕方の記者会見の10分前までもめていた。・・「この23年間、しゃにむに野球に取り組んできたが今シーズンは不本意な成績に終わった。ここで男のけじめをつけたい。今は静かにユニホームを脱ぎたいと思う」
言いたいことは山ほどあった。でもそれを口にしては男ではない。恨み言ひとついわずに去った。それが「男のけじめ」であった。・・翌日、講演で青森の八戸へ向かった。心のどこかに落後者の烙印を押された傷があった。「ユニホームを脱いだことは不本意だが、本意よりいい場合が世の中にはある」と負け惜しみを言った。「志半ばで断たれましたが、私は野球に負けたとは思っていません」。
解任から2週間後、王さんも現役引退を表明、助監督となった。・・解任騒ぎで私が先にユニホームを脱ぐことになって、王さんの引退の花道を飾れなかった。本当に済まないという気持ちでいっぱいだった。・・(王選手が)心晴れやかに引退をファンの前に宣言できる環境づくりをすることが私の仕事であった。ところがまさかああいう形になるとは夢にも思わなかったのである。
(王選手の)引退会見のとき東京を離れていた。後遺症が強過ぎて、6日間くらい伊豆の山奥に逃避していた。テレビで会見を見たが、悲しかった>>
長嶋さんはこの13年後、巨人軍の監督として再び采配を握ることになります。
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