「エリザベスタウン」

2008/04/30 21:49


 女性によって輝きを取り戻す男性、女性に磨かれる男性、あるいは、女性がいないと輝けない男性はたくさんいて(笑)、吉田康人はそういう男性を描いた作品も大好きです。米国映画「エリザベスタウン」(2005年。キャメロン・クロウ監督)をレンタルで見ました。

 シューズ会社に勤める有能なデザイナーのドリュー(オーランド・ブルーム)。彼の手掛けた新製品が大失敗に終わり10億ドルもの損害を出してしまったことで、彼は会社をクビになり恋人からも見捨てられていしまいます。ドリューが自殺を決意したちょうどその時、父の訃報が届きます。

 葬儀のために故郷、エリザベスタウンへ向かうドリューは飛行機の中で世話焼きなフライトアテンダントのクレア(キルスティン・ダンスト)と出会います。陽気で前向きな女性との出会いで輝きを取り戻す男の姿を描く作品です。

 「すべてを失った僕を、待っている場所があった−−」がキャッチコピー。特に、クレアの次の台詞は身につまされました。

<<失敗したわけ?。

  (ドリュー:わかってない)

 言い換える。大失敗したのね。
 失敗した、失敗した、失敗、失敗・・・・。

 それが何なの?。
 私だってわかる。

 芸術家は型破りでなきゃ。
 非難に負けて、尻尾巻いて、
 「はい、サヨナラ」?。
 「フィルがひどいんだ」?。

  (ドリュー:やめろ)

 それじゃ、ダメよ。
 大失敗しても、根性でしがみつくのよ。
 笑って見返してやるの。

 それが「偉業」ってもんよ。

 たかが、私の意見だけど・・>>
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