高木善之著「ありがとう」(2)
2008/08/27 06:39
吉田康人が胸を最も打たれたのは「古い筆箱」という一節です。新幹線の中で涙をこぼしそうになりました。
<<古い筆箱
うちではあまり新しいものを買い与えません。
娘が小学校に入る時、妻は自分の古い皮製の筆箱を出してきて、「これはお母さんが小学校の時から大切に使っていた宝物なの。これを買ってくれたお父さん、加乃のおじいさんは、お母さんが小学校の時に亡くなったの。お母さんはこれをお父さんの形見としてとても大切にしてたのよ。お前が大切に使うんだったら、あげようか」と話しました。娘は、「うん、大切に使うからちょうだい!」と言って、それをもらいました。
ある日、担任の先生から電話がかかってきました。→(3)へ続く>>
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