「カポーティ」
2008/09/23 18:48
聞いたこともない映画を見るのって勇気が要りますよね。でも、自分がどっかで聞いてきた映画ばっかりだと鑑賞のウィングも広がりません。そういう意味ではツタヤの「シネマ ハンドブック」に目を通すのは大変役に立ちます。そのハンドブックで興味を持った米国映画「カポーティ」(2005年。ベネット・ミラー監督)をレンタルで見ました。
「ティファニーで朝食を」でよく知られる米国人作家トルーマン・カポーティの傑作「冷血」誕生の秘話を描いた映画。1959年11月、カンザス州の田舎町で一家4人惨殺事件が発生します。カポーティ(フィリップ・シーモア・ホフマン)は翌日、これを作品にしようと思い立ち、ニューヨークから現地へと取材に向かいます。逮捕され死刑判決をやがて受ける犯人との接触に成功したカポーティは多くを語らぬ犯人に創作意欲を刺激され、さらに、友情を育んでいくのです。
自分の作品を完成させるためには青年が話そうとしない事件の詳細を聞き出さねばなりません。一方で、この青年に対する死刑が執行されなければストーリーが完結しないというジレンマにカポーティは陥っていきます。カポーティを名演技で演じきった主演のホフマンは第78回アカデミー賞主演男優賞を受賞しました。実際のカポーティを知りませんので似ているかどうかはわかりません。しかし、キャストとしての存在感、真に迫ろうとする演技の様子には感銘を受けました。
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