ダイオキシン汚染列島、日本

2009/03/13 00:53


【「新地球村宣言」(高木善之著)シリーズ(4)】

 ダイオキシンが「史上最強」と恐れられるのは毒性が強いからだけではありません。水に溶けず分解しないため毒性が弱まることなく食物連鎖などにより人間の体に蓄積されるのです。子供達へも影響を及ぼすことになります。

 国連環境計画(UNEP)の発表(1999年)によると、日本のダイオキシン排出量は世界最大です。日本ではゴミを大量に焼却しているためダイオキシンも大量に発生します。世界各国におけるダイオキシン類の年間排出量(単位:g)は次のとおりです。
  日本     3981
  米国     2744
  フランス    873
  ベルギー    661
  英国      569
  オランダ    488
  ドイツ     334
  カナダ     290
  スイス     191
  オーストラリア 150
  ハンガリー   112
  スロバキア   42
  デンマーク   39
  オーストリア  29
  スウェーデン  22

 単位面積あたりで比較すると日本は米国の40倍、ドイツの13倍、スウェーデンの240倍ものダイオキシンを発生しています。環境庁の調べ(1997年)では、日本の大気中ダイオキシン濃度は欧米の10倍以上です。日本の農地や牧草地におけるダイオキシン規制値は10ピコグラムですが、これは環境先進国と比べて100倍も甘い値です。厚生省の全国調査(1999年)では、日本人のすべての母乳からダイオキシンが検出されました。脂肪1gあたりの平均値22ピコグラムはWHOの許容量の26倍です。

 私達自身の健康だけでなく将来の子供達の未来をも奪うダイオキシン汚染の原因は私達が毎日出しているゴミなのです。
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