「エリン・ブロコビッチ」
2009/10/20 20:01
「公害訴訟」というと堅苦しいイメージのテーマです。しかし、スター俳優を使いユーモラスな動きやエピソードも加えながら脚色することで私達にとって身近なテーマへ引きもどす。映画の重要な役割の一つですね。米国映画「エリン・ブロコビッチ」(2000年。スティーブン・ソダーバーグ監督)をレンタルで観ました。
無職のシングルマザー・エリン(ジュリア・ロバーツ)は、交通事故をきっかけに半ば強引に働きはじめた弁護士事務所で、巨大企業が使う6価クロムによる恐ろしい環境汚染、そして、住民の深刻な健康被害の実態を知ります。正義感と情熱だけが武器の彼女は、ユーモラスな上司エドワード(アルバート・フィニー)とともに、史上最大級の集団訴訟に勝利することができるのでしょうか?。
これは実話です。巨大エネルギー会社PG&Eはこの映画の中で何度も名指しされます。エリン・ブロコビッチも実在の人物で今なお公害訴訟で活躍している女性です。バレるまで事実を認めない、バレても真実を明かさない、真実を突きつけられてもできるだけ安いお金で解決しようとする。ひとりひとりの人間を人間とも思わない大企業の巨悪を打ちまかすのは、法律でもなく交渉でもなく、ひとりひとりの人間の命と生活とを守ろうとするまさに「正義感と情熱」でした。
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