「時計じかけのオレンジ」

2009/11/11 17:45


 鑑賞しながら「なぜこのようなタイトル(clockwork)を付けたのか?」気になっていました。観おわった後も理由がわかりませんでした。インターネットでいくつかの解説を読んで漸く理解できました。深い作品です。英国映画「時計じかけのオレンジ」(1972年。スタンリー・キューブリック監督)をレンタルで観ました。

 近未来を風刺したSF映画と言われています。暴力やセックスに毎日のように明けくれていた不良グループの首領アレックス(マルコム・マクダウェル)は、ある殺人事件で仲間に裏切られ投獄させられてしまいます。彼は2年後、牢屋からいま出してもらうための交換条件として、脳から攻撃性を絶つ実験の実験台となることを自ら志願するのです。

 欲望が止まるところを知らない行きすぎた自由放任、そして、管理が行きすぎた全体主義。その双方を風刺しています。これらと「時計じかけ・・」とがどう絡むかはご覧になってのお楽しみです(笑)。SFなんかで括ってしまうのはどうかと思います。暴力だけではなく自らの悪行から抜けだすために必要なことは何か?。人間が人間らしく生きるための条件を本質的に問うた作品です。 子供へは決して見せないでください。描写も子供が見るに相応しくない。子供が理解できるような作品でも全くありません。
前へ 次へ