「スラムドッグ$ミリオネア」

2010/01/31 20:22


 国際支援ボランティア経験のある女子大生からのお薦めで、恐らく昨年最高の話題作、英国映画「スラムドッグ$ミリオネア」(2008年。ダニー・ボイル監督)をレンタルで観ました。「ツタヤディスカス」には予約優先度1位でずっと登録してたんだけど人気が非常に高く2〜3か月も待たされてしまいました(笑)。待った甲斐がありました。そして、各賞受賞実績や人々の評判どおり、完成度の高い作品でした。

 我が国でも「クイズ$ミリオネア」としてお馴染みのインドのクイズ番組で、ムンバイのスラム出身の青年ジャマール(デーヴ・パテール)が史上最高額獲得まであと1問と迫ります。しかし、「スラムドッグで無学なはずの彼がクイズをクリアし続けるのはイカサマに違いない」と逮捕されてしまいます。彼は、自らの無実を証明するため、ストリート・チルドレンだった自分の過酷にして波瀾万丈の半生を語りはじめます。

 ネタバレにならないように慎重に表現しますが(笑)、エンディングで、ジャマールがクイズに答えられた理由が番組と同じように4択の中から示されます。しかし実は、もっと大切な「理由」があってそれは、彼があることのために命を懸けそれを貫いたからなのです。それがなければ道は開かれませんでした(言いたいけど、言えない(笑))。最後の1問にみごと答えられるか?もそうですが、彼が一番望んだあることは成就するのか?、そこが最大の見所です。感動します。ありがとう。

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